用語解説

表現することで考える 発表や話し合いの役割

授業で発表や話し合いをすることが増えてきました。読んだり調べたりしたことを、そのまま答えるのではなく、そこから自分の考えを言ったり、作品を作って表現したりします。
このような授業では、一人でじっくり読んで考えたり、ノートに書いたり、教科書にマークをつけたりする時間が大切です。そのあとで、自分の考えたことや理由をグループで話し合います。
子供たちは話し合いを通して情報を交換し、問題を解決します。友達の考えを学ぶことで「お互いに学び合う」ことができます。話し合いをたくさんするクラスでは、学力テストの成績が上がっている(※1)ところもあります。それは、発表のために考えること自体が思考の練習になり、話し合いに参加することでさらに考える力が伸び、知識が深まるからです。
※1:谷川他:小学校国語科における“学習者用デジタル教科書”活用による学力変化, AI時代の教育論文誌, Vol.6, pp.8-15(2024)  https://eduaiera.org/230068-2/