用語解説

見通しと動機づけ

どの教科でも、単元の初めには教科書を見ながら目標を考えたり、毎時間の学習計画を立てたりします。たとえば「空気の性質を知る」という単元で、「よくとぶ空気でっぽうを作る」という活動目標を設定したとします。教科書を読んだり友達と話し合ったりしながら、よくとぶための条件を見つけていきます。その活動を通して作り方や手順が見通せるようになり、「自分にもできる」という前向きな動機が強まります。
一方、興味・関心の低い内容を学ぶときは、なかなか見通しをもてないことがあります。その場合は、これまでの経験や類似の学習を思い出して関連付けたり、友達や先生に相談したりして、「どんな活動をして学ぶのか」というイメージをもてるようにすると、活動の手順や方法を考えやすくなります。