用語解説

学びの活動を経験する

今の学校の教え方では、「何を学ぶか」だけでなく、「どのように学ぶか」も大事にしています。これを簡単に言うと、「自分で考え、みんなで話し合って深く学ぶ」ということです。学校では、子供たちが自分で問題を作り、調べたり話し合ったりしながら学ぶ授業が行われています。
例えば、社会の授業で水道の仕組みと役割について学ぶ場合を考えてみましょう。目標は、水道事業の全体を理解し、水の大切さを知り、その使い方を考えることです。この目標を達成するために、副読本や自治体の資料、ホームページなどで調べます。また、社会科見学に行って実際に施設を見たり、職員に話を聞いたりすることもあります。学校によってやり方は違いますが、「調べる」活動に時間をかけて行います。
しかし、調べたことをそのまま書くことがゴールではありません。調べたことを自分の言葉でまとめ、最初に考えた問題に対する答えを見つけることが大切です。
このような学びの活動にはいろいろな役割があります。活動と活動をつなげたり、行ったり来たりしながら考えや発表資料を作ります。これらの活動は、大人になって問題を解決するときにも役立ちます。